脂肪と言えば現代では嫌われ者になっています。
ダイエットの敵、病気のもとというイメージですよね。
しかし脂肪は、大切なエネルギー源にもなり、内臓を衝撃から守り、体温を保持するという働きもあって、けっこう働いてくれているんです。
さて、脂肪の中でも、中性脂肪の話ですね。
中性脂肪とは、糖質の2倍を越えるエネルギーを持っています。身体は非常時にそなえて、この脂肪を貯めこむ性質があります。なぜなら人間は数百万年の間、食料が不足するのが普通だったからです。
しかし現代の日本などでは、この仕組みに反して中性脂肪を増やさないことが重視されています。
中性脂肪は食事で取る場合に吸収されず残った分がたまるだけでなく、体内でも作られているそうです。
ここで、中性脂肪、体脂肪、コレステロールの区別をしておきましょう。
まず身体についている脂肪組織の総称が「体脂肪」です。
「中性脂肪」は体脂肪のもとになり、血液中に存在します。
「コレステロール」は中性脂肪と同じ脂質のひとつです。
中性脂肪もコレステロールも身体にとって重要な役割をしますが、
多すぎるといろんな病気の引き金になってしまうのは周知のとおりです。
コレステロールは、血液中に流れているという感じがあります。
しかし実際は脳、脂肪細胞内臓、筋肉、など全身に存在するのですね。
そこで細胞膜を維持するという大事な役目を果たしています。
また、筋力などを高めるホルモンや、食物の消化などを助ける胆汁の材料でもあります。
つまりコレステロールは嫌われ者だけどなくては困るのですね。
コレステロールは一般に「善玉」、「悪玉」に分けられます。
「善玉」も「悪玉」どちらもコレステロールを運ぶ役割を持っています。
呼び名がちがうのはその運び方が違うからのようです。
「悪玉」の場合は、コレステロールを各細胞に運ぶ働きはあります。
しかし余分なコレステロールの回収機能はありません。
それで、血液中にコレステロールがたまってしまうためからそのような名前で呼ばれます。それにしても必要な仕事はしているのですね。
人間の身体には必要なコレステロールも、やはり蓄積し過ぎは生活習慣病の原因になってしまいます。
しかしコレステロールの過剰な蓄積と言っても、自覚症状や初期症状の見られるものではないので、健康診断の結果などに注意して早めに対処する事が必要なようです。

