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最新記事【2020年10月15日】

メタボリック症候群の診断基準として、
現在次のような診断基準があります。
(日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、
 日本高血圧学会、日本循環器学会、日本腎臓病学会、
 日本血栓止血学会、日本肥満学会、
 日本内科学会の委員で構成される
 「メタボリックシンドローム診断基準検討委員会」より)

メタボリック症候群の診断基準。

1.へそ周りが男性の場合85cm以上、女性の場合90cm以上
  (CTスキャンによるへそまわりの断層画像において、
   内臓脂肪の面積が100平方cm以上にあたります)
2.高脂血症である
  中性脂肪が150以上、または善玉コレステロールと呼ばれるHDLが40未満
3.高血圧である
  上は130以上、下が85以上
4.高血糖である
  血糖値が空腹時で110以上

以上の診断基準のうち、
1に加えて2~4のうち2つ以上が当てはまるなら、
メタボリック症候群と診断されます。

メタボリック症候群かどうかの正確な診断については
素人判断は危険ですので、
病院などで検査してもらわなければなりません。

ただ、メタボリック症候群の原因となる内臓脂肪の量については、
簡単な検査法もあります。

へそ周りを測ります。

通常時のサイズ=A
おなかをぎりぎりまでへこませたときのサイズ=B

(A-B)÷A×100=C

男性の場合Cが10未満、
女性の場合Cが8未満なら、
メタボリック症候群の原因となる内臓脂肪が
多すぎる可能性が高いです。

イライラする、ストレスがたまる、睡眠不足、そういう状態ってただでさえ体に悪そうですよね。でもストレスや睡眠不足が中性脂肪を増やすこともあるようです。
意外にもこれらは中性脂肪やコレステロール値を上昇させてしまう働きがあるのですね。
心の乱れが体の物質に影響をおよぼすことは科学的に証明されていますが、ストレスで胃が痛くなるくらいだろうと思った大間違いです。

それでは具体的にどの様に体に悪いのか説明しましょう。
心の乱れがなぜ中性脂肪などと関係するのかと言うと、ストレスを感知すると、とうぜんですが人の体は緊張してしまいます。自覚できない場合もありますが緊張してしまうと何がおこるかといいますと、自律神経が過剰に反応してしまうのですね。
では自律神経のバランスが壊れるとなにがまずいのでしょう?
自律神経の異常はアドレナリンやノルアドレナリンの異常な分泌につながります。これらのホルモンによって血管が収縮し、血圧が上昇し、心拍数も上昇します。これだけでも過剰ストレスが体に悪いというのは理解できます。

アドレナリンやノルアドレナリンは中性脂肪を分解してくれる働きも持つのになぜ中性脂肪が増えてしまうのか。これは同時に副腎皮質ホルモンという物質が分泌されるからです。
このホルモンの増加により血液中に血清中に溶けている脂質の1つである遊離脂質酸が大量に発生し、これが肝臓でコレステロールや中性脂肪に合成されてしまうようなのです。結果、コレステロール値、中性脂肪値の上昇につながるわけだそうです。
アドレナリンというといかにも脂肪が燃えそうな感じがありますけど、中性脂肪を増やしてしまうのですね。

また、ストレスの大きな原因にもなる睡眠ですが、では睡眠不足と中性脂肪はどういう関係にあるのでしょうか。睡眠不足が続くきますと、やはり自律神経の働きを壊してしまいます。上述したように遊離脂肪酸が大量出現する原因となってしまいます。結局は自律神経とのかかわりがポイントなわけですね。
良い睡眠を得るためには、午後1時~2時くらいの間の15分くらいの仮眠をとる事が良いなどと言われています。
昼寝なんかしたら夜の寝つきが悪くなるんじゃないかとも思えますが、実際には午後の活動が昼寝によって多くなり、結果として夜も良く眠れるようになるそうです。
昼食の後に仮眠をとるというのはとても健康的なことですが、そのような環境は中々可能ではないことかもしれません。
しかし少しでも良いので「昼寝」する事は結果的には中性脂肪減少にも良い効果をあらわす事なようです。寝ることで脂肪が減るのですね。これも意外な感じがしませんか?

睡眠不足やストレス、一見中性脂肪とは結びつかないことにも思えますが、自律神経を介して大きく関係する事でもあるようです。
中性脂肪対策の為にもやはり健康な生活が必要となってくると言えます。

「中性脂肪」という言葉、脂肪なんだからダイエットと大いに関係がありそうですね。ダイエットを考える人にとっては目に付きやすい言葉といえるでしょう。
「中性脂肪を燃焼しダイエット」などという文句もよくあるのですが、厳密にいうならちょっと違うようですね。
それは筋肉がそのまま中性脂肪を燃焼することはできないことだからとされています。
それは、筋肉が使用できるのは脂肪細胞の蓄えである中性脂肪ではないのですね。筋肉によって燃焼するのは脂肪の成分である脂肪酸なんだそうです。だから正しくは脂肪酸を燃焼してダイエット、ということとなります。

中性脂肪自体は燃焼しないのですが、中性脂肪とダイエットの関係として、ダイエットの気になる人は、健康診断で中性脂肪を測定するとダイエットするにあたって大事なことがわかるようですね。
それは中性脂肪は、ダイエットが楽かどうかの指標になるのです。なんと中性脂肪が多い人のほうがダイエット成功率は高いということです。

中性脂肪の測定値とダイエットの難易度の関係をみてみましょう。
・50mg/dL以下の人はダイエットは無理。
・50mg/dL~100mg/dLの人はダイエットは困難。
・100mg/dL~150mg/dLの人はダイエットは可能性あり。
・150mg/dLを超える人は、ダイエット高成功率。
このように、わかりやすい関係性を持っています。
中性脂肪値の高い人は、中性脂肪値を下げる事がダイエットとなってくるので、ダイエットの成功率も高くなってくると言えるそうです。

中性脂肪値が高い状態とは、じつは肝臓が中性脂肪を作り過ぎている状態なのですね。
その中性脂肪は脂肪細胞に貯蓄されると体脂肪が増加するのでいわゆる肥満になってしまいます。肥満の敵は肝臓であるという、なんとも意外な結論が出てきます。
そのため脂肪細胞自体が肥満の敵ではないと言えます。

それでは中性脂肪値をどうやって下げればいいのでしょうか。
その方法を見てみましょう。
・食生活の改善
・適度な運動
・特定保健用食品の利用
・サプリメントの利用
・医師に処方された薬の服用
結局特別な方法はないのですね。
やはり中性脂肪も増えすぎる前に対処できるのが一番なのではと言えることだと思います。

中性脂肪値を気にすると言えば、大人の場合がほとんどですよね。でも食生活の改善をする場合、食卓を共にする中には子供も含まれる場合もあると思います。親と子供が同じものを食べるというのは普通ですからね。
調理をする人間にとっては、中性脂肪対策用の料理と、子供向けの料理を別々に作るというのは手間のかかって面倒なことだと思います。
そんなことからも子供でも美味しく食べられて、しかも中性脂肪対策になるという料理があれば楽なんです。ということで、子供も喜びそうな中性脂肪対策のレシピを少し見て行きたいと思います。

まずは竹の子のレシピ。
これはチーズとえびを竹の子で挟みフライにします。
フライ? 油で揚げるの? そこは大丈夫なように工夫します。エコナなんて使えばなおよさそうです。
えびのタウリンは脂肪の燃焼を促進してくれます。竹の子の食物繊維は脂肪の吸収を阻害してくれます。双方相俟って中性脂肪を減少させ元気な体を作ってくれるそうです。
チーズの味や、フライにすることで子供にも食べやすいレシピと言えそうです。

そしてもう一品は卵料理です。
具材に使うグリーンアスパラ、パセリが中性脂肪を減らすはたらきがあります。
材料は次のとおりです。
・卵2個
・じゃが芋中1個
・玉葱1/4個
・赤ピーマン1/4個
・茹でグリンピース大匙2
・ハム2枚
・サラダ油大匙1強
・塩・こしょう適量
・パセリみじん切り適量
・ケチャップ適量

作り方は、まずじゃが芋を1cmの角切りにして5分ほど水にさらし、そのあと水気を切っておきます。
そして玉ねぎは粗みじん切りにしてください。
赤ピーマンとハムも大きさをそろえてみじん切りにします。
そしてフライパンにサラダ油適量を熱して、中火で先ほど切っておいたじゃがいも・たまねぎ・ハムをよく炒めます。
そしてボウルに卵をとき、塩コショウを加えたあと、粗熱のとれた先ほど炒めた材料と、グリンピース、パセリのみじん切りを入れて混ぜてください。
最後にフライパンに適量の油を熱して、先ほどの卵と材料を混ぜたものを流し入れて軽く混ぜ、半熱の状態になったらふたをしてください。
その後、弱火で両面をしっかりと焼いてでき上がりです。

卵料理と、竹の子の料理ですので健康にもよいですし、子供も喜んで食べそうです。ご飯は玄米が理想ですけど、玄米粉を混ぜたものでもいいかもしれません。
中性脂肪に良い食材で料理を作りますと、淡白な大人向きの料理にもなってしまいそうですが、ひと工夫で子供でも楽しめるレシピにもできるようです。
調理の手間などを考えてもとても便利なレシピと言えるのではと思います。

中性脂肪対策と生活習慣病

中性脂肪を減らすためには何に注意すべきでしょう